ドラマ「万博の太陽」感想
テレビ朝日開局65周年記念ドラマ「万博の太陽」見ました。
このドラマは1970年に大阪で開催された万博のコンパニオンに焦点を当てたドラマでした。
東京の畳屋の娘が、大阪の親戚の町工場に居候して、万博のコンパニオンになるという夢にあふれたストーリーでした。
昭和45年がどんな年だったのか、よくわかりませんが、一家の大黒柱は父親で、女は早く嫁に行って子供を産んで幸せになれ、という時代です。
町工場の娘が大学に行っているのには驚きましたが、それでもやはり父親は、
・頭ごなしにどなりつける
・取引先の人に良い縁談をいただいて大喜び
・コンパニオンはダメ
・スカートが短すぎる
・大学院はダメ
極めつけは、ちゃぶ台をひっくり返す。←こんな人は本当にいたのだろうか?
「巨人の星」のイメージですね。
そんな昭和の関西のおやじに敢然と立ち向かう東京の娘。
ある程度実話っぽいのですが、本当にそんな女の子がいたのかなと驚いてしまいました。
22歳で数々のお見合いに失敗。それで母親を悲しませていると、本人も悲しんでいて…本当にそんな時代があったんだなぁと、時代劇ではない、近代の、今より少しだけ前の時代、女性は生きにくかったんだなぁと、悲しいです。
それでも、そんな時代に、もっと勉強がしたいと大学院に行く女性がいた、おじさんに立ち向かう女性がいた、そんな女性たちが時代を切り開いていってくれたおかげで今があります。
本当に感謝です。
今は、なんと生きやすい時代なんだろうと思います。
といっても、それは男女の差別がなくなってきてるという意味で、また違った意味で生きにくい世の中ではあると思いますが。
それから、飯豊まりえさんのお見合いですが、橋本環奈さんがお茶をぶっかけた時点で、ああこっちなんだなと思いましたね。
そういうあるあるは健在でした。
ケンカをしているのを見て、ああ、私じゃないんだなと思うのは辛いですね。
太陽の塔、実際に近くで見たことはないのですが、パビリオンの天井から突き出しているの、すごい迫力ですね。
近くで見上げてみたいです。
2025年の大阪万博も、ちょっと興味あります。
【キャスト】
朝野今日子・・・橋本環奈(東京の畳屋の娘)
父・・・野間口 徹
母・・・堀内敬子
万田千夏・・・飯豊まりえ(今日子のいとこ・女子大生)
父・・・唐沢寿明
母・・・江口のりこ
弟・・・番家天嵩
倉本鉄平・・・木戸大聖(千夏の見合い相手)