「居眠り磐音」映画と「奈緒と磐音」とシリーズと
少し前にテレビで放送した映画「居眠り磐音」を見ました。
2019年に松坂桃李くん主演で映画化したものです。
以前にも一度見てまして、面白かったのでもう一度見ようと、2度目の鑑賞でした。

前回見た時も、続きが気になると思ったのですが、今回もやはり気になって、シリーズ全51冊、読んでみることにしました。
ちなみに映画の主なキャストは
- 坂崎磐音・・・松坂桃李
- 小林琴平・・・柄本佑
- 河出慎之輔・・・杉野遥亮
- おこん・・・木村文乃
- 今津屋吉右衛門・・・谷原章介
- 阿波屋有楽斎・・・柄本明
- 佐々木玲圓・・・佐々木蔵之介
- 奈緒・・・芳根京子
磐音と奈緒は許嫁で、明日、祝言、という日に事件が起きます。
結局二人は結ばれなくて、磐音は江戸で浪人暮らし、奈緒は花魁となります。
そこで映画は終わりなのですが、その後が気になります。
そして映画で描かれていない部分もいろいろ気になるので、原作を読むことにしました。
先に手に入ったのが「奈緒と磐音」だったので、まずそれを読みました。
これはシリーズ後のスピンオフで、奈緒が生まれた時、磐音の嫁になると言った日、などなど、事件までの日々が描かれています。
事件のことは映画で知っているので、幼い二人の純粋な思いが胸にささります。
ただ可愛かったり、切なかったり。
そして磐音、慎之輔、琴平の友情も後の事件を思えば、悲しすぎる。
本当の兄弟のような3人だったのに…。
そして映画ではあまり描かれていなかった、藩内の分裂、卑劣な国家老の宍戸文六。
あの事件の背景には、そんなことがあったのかと、この1冊を読んだだけでも悲しくなりました。
そして、ちょっぴり残念なことに、ネタバレが…。
磐音が過去を回想している設定だったので、現在(映画からは未来)が少しわかってしまいました。
それでもまあ、そうだろうなと。
とりあえず磐音は60歳ぐらいまでは生きているみたいです。
さて、これから少しずつ、シリーズ51冊を制覇するつもりです。
そのシリーズの順番はこちら。
- 陽炎ノ辻(かげろうのつじ)
- 寒雷ノ坂(かんらいのさか)
- 花芒ノ海(はなすすきのうみ)
- 雪華ノ里(せっかのさと)
- 龍天ノ門(りゅうてんのもん)
- 雨降ノ山(あふりのやま)
- 狐火ノ杜(きつねびのもり)
- 朔風ノ岸(さくふうのきし)
- 遠霞ノ峠(えんかのとうげ)
- 朝虹ノ島(あさにじのしま)
- 無月ノ橋(むげつのはし)
- 探梅ノ家(たんばいのいえ)
- 残花ノ庭(ざんかのにわ)
- 夏燕ノ道(なつつばめのみち)
- 驟雨ノ町(しゅううのまち)
- 螢火ノ宿(ほたるびのしゅく)
- 紅椿ノ谷(べにつばきのたに)
- 捨雛ノ川(すてびなのかわ)
- 梅雨ノ蝶(ばいうのちょう)
- 野分ノ灘(のわきのなだ)
- 鯖雲ノ城(さばぐものしろ)
- 荒海ノ津(あらうみのつ)
- 万両ノ雪(まんりょうのゆき)
- 朧夜ノ桜(ろうやのさくら)
- 白桐ノ夢(しろぎりのゆめ)
- 紅花ノ邨(べにばなのむら)
- 石榴ノ蠅(ざくろのはえ)
- 照葉ノ露(てりはのつゆ)
- 冬桜ノ雀(ふゆざくらのすずめ)
- 侘助ノ白(わびすけのしろ)
- 更衣ノ鷹 上(きさらぎのたか)
- 更衣ノ鷹 下
- 孤愁ノ春(こしゅうのはる)
- 尾張ノ夏(おわりのなつ)
- 姥捨ノ郷(うばすてのさと)
- 紀伊ノ変(きいのへん)
- 一矢ノ秋(いっしのとき)
- 東雲ノ空(しののめのそら)
- 秋思ノ人(しゅうしのひと)
- 春霞ノ乱(はるがすみのらん)
- 散華ノ刻(さんげのとき)
- 木槿ノ賦(むくげのふ)
- 徒然ノ冬(つれづれのふゆ)
- 湯島ノ罠(ゆしまのわな)
- 空蟬ノ念(うつせみのねん)
- 弓張ノ月(ゆみはりのつき)
- 失意ノ方(しついのかた)
- 白鶴ノ紅(はっかくのくれない)
- 意次ノ妄(おきつぐのもう)
- 竹屋ノ渡(たけやのわたし)
- 旅立ノ朝(たびだちのあした)
以上、51冊、先の長い話になりそうです。